函 館 市 議 会
議 会 活 性 化 検 討 会 議
報 告 書
平 成 2 7 年 4 月 1 5 日
議 会 活 性 化 検 討 会 議
[ はじめ に]
函 館 市 議 会 は 、 平 成 2 4年 度 に 初 め て 議 会 報 告 会 を 開 催 し 、 平 成 25 年 度 も 引 き 続 き 報 告 会 を 実 施 し た 。 議 会 報 告 会 を 検 証 す る 中 で 、 市 民 の 参 加 が 少 な い 、 テ ー マ 設 定 が 難 し い な ど 、 さ ま ざ ま な 課 題 が 浮 き 彫 り と な り 、 他 の 議会に おいて も同様 の課 題を抱 えてい ること もわか った。
議 会 報 告 会 は 、 議 会 の 意 思 を 報 告 す る も の で あ り 、 単 に 執 行 機 関 の 提 案 理 由 や 答 弁 を 報 告 す る も の で は な い 。 「 議 会 が ど の よ う な 議 論 経 過 に よ り 意 思 決 定 に 至 っ た か 、 ま た そ の 過 程 で 市 民 意 見 を ど の よ う に 反 映 し た か 、 あるい はさせ るか」 を明 確に説 明する ことが 求めら れる。
つ ま り 、 市 民 へ の 説 明 責 任 を 果 た す に は 、 「 議 会 が 二 元 代 表 制 の 一 翼 を 担 う 機 関 と し て 、 議 員 同 士 が 議 論 す る 過 程 で 諸 課 題 を 明 ら か に し 、 よ り よ い 政 策 決 定 を 行 う 」 と い う 議 会 本 来 の 機 能 と 役 割 を 発 揮 す る こ と が 前 提 と なる。
既 に 函 館 市 議 会 で は 、 平 成 19 年 に 、 二 元 代 表 制 の 機 関 と し て の 機 能 ・ 役 割 を 発 揮 す る こ と を 目 的 と し た 大 き な 改 革 を 行 っ た が 、 さ ら に 進 ん で 、 今 後 は 執 行 機 関 と 同 様 、 議 会 と し て も 、 議 会 報 告 会 と い う 形 式 に と ら わ れ ず
「 市 民 の 意 見 を 聞 き 、 議 会 で 議 論 ・ 意 思 決 定 し 、 政 策 と し て 市 民 生 活 へ 反 映 す る 」 と い う 一 連 の サ イ ク ル を 確 立 す る 必 要 が あ る が 、 現 状 は 目 指 す 姿 とはま だまだ 乖離が ある 。
議 会 が 本 来 の 機 能 と 役 割 を 発 揮 す る こ と が 、 市 民 福 祉 の 向 上 に つ な が る も の と 確 信 し 、 今 一 度 「 二 元 代 表 制 の 一 翼 を 担 う 機 関 と し て 、 議 員 同 士 が 議 論 す る 過 程 で 諸 課 題 を 明 ら か に し 、 よ り よ い 政 策 決 定 を 行 う 」 と い う 議 会 本 来 の あ り 方 を 再 確 認 し 、 見 直 す べ き と こ ろ は 見 直 す こ と と し た も の で ある。
[目 次]
1 議会 活性化 検討会 議の 設置・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・1
2 検討課題
( 1) 平成26年 度の議会 報告会の 運営方法 について ・・・・ ・・・・ ・・2
( 2) 充実し た議会 運営 のあり方 について ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・2
3 検討 結果・ ・・・ ・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・3
( 1) 平成26年 度の議会 報告会の 運営方法 について ・・・・ ・・・・ ・・4
(2)充実した議会運営のあり方について
① 委員 会審査 を行 った後に 一般質問 を行うこ と・・・ ・・・・ ・・6
② 議員間討議の充実(委員会審査の見直し)・・・・・・・・・・・7
③ 予算 決算常任 委員会の 設置・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・11
④ 反問 権の付与 ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・13
⑤ 議会 活動の見 える化・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・13
⑥ 一問 一答制の 検証・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・14
⑦ 発言 時間の見 直し・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・15
⑧ 常任 委員会の 活用・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・16
4 検討 会議に よる全議 員を対象 とした勉 強会等の 開催・・ ・・・・ ・・・17
5 今後 に向け て・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・18
参考 資料 ・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・19
1 議会活性化検討会議の設置
本検討会議は、当初、平成25年6月25日開催の議会運営委員会において、 平成25年度の議会報告会の開催について協議を行うための「議会報告会検討 会議」として設置され、実施後の検証や議会報告会に対する市民意見、課題 を踏まえ、平成26年2月20日に最終報告書を作成した。
最終報告書では、「市民の意見を聴き、それを議会で議論し、結果を報告 するという一連の流れについて、工夫する必要がある」、「議会における議 論経過が明確になるような議会運営が必要であり、議会運営全体についても 見直すべきところは見直す」こととし、議会本来のあり方に近づけていくこ とが、議会報告会の充実につながることを確認した。
「議会運営を本来のあり方」に近づけるよう、見直すべきところは見直し ていくため、平成26年5月23日、名称を「議会活性化検討会議」に改称し、 引き続き議論していくこととしたものである。
『議会本来のあり方』とは
・ 二元代表制の一翼を担う合議体の機関として、議員同士が議論する過 程で諸課題を住民に明らかにし、よりよい政策を決定する。
・ 議会は、その審議の場に多様な住民の意見を反映させ、審議の過程に おいて様々な意見を出し合い、課題や論点を明らかにしながら合意形成 する。
・ 議会は、議案の提案・修正、意見書・決議による議会意思の表明など 政策決定における大きな権限を有しているが、いずれも議会に与えられ た権限であり、その行使には議決が必要である。つまり、議員同士の議 論が不可欠である。
本報告書では、上記を議会本来のあり方と位置づけている。
2 検討課題
平成26年5月23日、「議会報告会検討会議最終報告書」に基づき、「市民 の意見を聴き、それを議会で議論し、結果を報告するという一連の流れにつ いて、工夫する」こと、および「議会における議論経過が明確になるような 議 会 運 営 が 必 要 で あ り 、 議 会 運 営 全 体 に つ い て も 見 直 す べ き と こ ろ は 見 直 す」こととしたことから、それぞれ下記の2点を検討課題として設定し、協 議することとした。
(1)平成26年度の議会報告会の運営方法について
平成24年度、平成25年度に開催した議会報告会では、市民の参加が少な いなど課題が残されたことから、先進地の例を参考にするため、宝塚市議 会と会津若松市議会を調査し、それぞれの市議会において受けた説明や、 実際に傍聴した報告会の様子を踏まえ協議していくこととした。
(2)充実した議会運営のあり方について
検討に際して、平成19年の議会改革報告書で確認した議会本来のあり方 を再確認したが、現在の議会運営は本来あるべき姿と乖離していることか ら、見直すべきところを見直し、これに近づけることを目的に、下記の8 項目について検討を行うこととした。
①委員会審査を行った後に一般質問を行うこと
②議員間討議の充実(委員会審査の見直し)
③予算決算常任委員会の設置
④反問権の付与
⑤議会活動の見える化
⑥一問一答制の検証
⑦発言時間の見直し
⑧常任委員会の活用
3 検討結果
(概要版)
項 目 検 討 結 果
(1)平成26年度の議会報告会 ・ 公聴会、参考人招致、懇談会といった の運営方法について 現行の委員会制度を積極的に活用し、市
民意見を聴取する。
(2)充実した議会運営の あり方について
①委員会審査を行った後に ・ 定例会において、委員会で審査し、本 一般質問を行うこと 会議で議決した後に、一般質問を行うこ
ととする。
・ 議案審議と一般質問を明確に区分する ことで、それぞれの役割と機能をさらに 発揮する。
②議員間討議の充実 ・ 議員同士が議論することで、議案審査
(委員会審査の見直し) の過程、論点や課題、委員会の意思、議 決に至った理由等を明確にし、市民への 説明責任を果たす。
・ 議案審査は、委員会として審査のポイ ント、確認すべき疑義などの論点整理か ら始める。
・ 質疑は、的確な説明をもらうため、委 員会で整理した疑義をあらかじめ理事者 に示した上で行う。
・ 議員間討議は、議決の多数意見が明確 になるよう行う。
・ 委員長報告は、賛否理由の多数意見を 報告する。
③予算決算常任委員会の設置 ・ 議長を除く全議員による予算決算常任 委員会を設置し、常任委員会を分科会と して活用する。
④反問権の付与 ・ いくつかの課題があり、すぐに制度化 することは難しいことから、今後必要が あれば協議する。
⑤議会活動の見える化 ・ 継続協議とする。
⑥一問一答制の検証 ・ 継続協議とする。
⑦発言時間の見直し ・ 継続協議とする。
⑧常任委員会の活用 ・ 一般質問と所管事務調査、それぞれの 役割を認識し、その効果を最大限に生か す。
(1)平成26年度の議会報告会の運営方法について 現状と課題
議会報告会は、「市民に開かれた議会を目指し、議会の活動を市民の皆 様にお知らせするとともに市民の皆様の御意見をお伺いする」ことを目的 に開催したが、現行の不特定多数の市民を対象とする開催方法では、市民 の参加が少ないなど当初意図した報告会になっておらず、市民が何に関心 を持ち、何が地域の課題なのか、十分に意見を聞けているとは言えない状 況である。
・ 報告会の広報については、市民の関心のあるテーマを報告会の内容 にすえ、わかりやすくアピールする必要があった。
・ 各議員が主体的な役割を担えるような参加人数や役割分担にする必 要があった。
・ 市民からの意見、質問への回答が不十分であった。
・ 議会の考えを十分伝え切れなかった。
・ 市民が関心あるものを報告するためには、市民の意見を聞く必要が あった。
・ 議会の役割について説明が必要だった。
・ 市民の参加が少なかった。理由と対策の検討が必要。
・ 任期中試行錯誤しながら行うべき。
検討結果
・ 会津若松市では市民ニーズにあった対象とテーマを絞って開催するこ とで成果を上げていたことから、平成26年度の議会報告会については、 これまで実施してきた報告会の形式にとらわれず、まず、市民の意見を 聴くことに重点を置き、公聴会、参考人招致、懇談会といった現行の委 員会制度を積極的に活用し、市民意見を聴取こととする。
・ 平成26年度に実施した市民意見聴取の実績
○ 平成26年7月18日 総務常任委員会
所管事務調査事件「学校給食について」にかかわり、現地 調査と合わせ、関係者と懇談会を実施。
○ 平成26年8月18日 民生常任委員会
所管事務調査事件「地域包括ケアの推進について」にかか わり、現地調査と合わせ、関係者と懇談会を実施。
○ 平成26年11月20日 経済建設常任委員会
所管事務調査事件「街の顔としての函館駅前通のにぎわい づくりについて」にかかわり、地域住民・団体等と懇談会を 実施。
(2)充実した議会運営のあり方について
①委員会審査を行った後に一般質問を行うこと 現状と課題
本市議会では、平成18年まで定例会における質疑と一般質問を一括し て行っていたが、平成19年の改革時に、議会の機能と権限を十分に発揮 するため、議案審査の手続きの一環である質疑と、議題にかかわらず行 える一般質問を明確に区分することとし、本会議の運営を、
[提案説明]→[質疑・一般質問]→[委員会付託]
→[委員会審査]→[本会議採決] から、
[提案説明]→[質疑]→[委員会付託]→[一般質問]
→[委員会審査]→[本会議採決] に変更した。
しかし、未だに質疑が一般質問的になっている状況や、一般質問の中 で議案の疑義を質す場面も見受けられ、議案審査と一般質問の役割と機 能が十分に発揮されているとは言えない。
検討結果
・ 定例会において、委員会で審査し、本会議で議決した後に、一般質 問を行うこととする。
・ これにより、議決機関として意思決定する議案審議と議員個人が行 う一般質問がより明確に区別され、それぞれの役割と機能をさらに発 揮することができる。
・ 従前より、予算・条例案等の議案を速やかに審査し、議決すること ができる。
・ 平成26年12月定例会から下記のとおり試行する。
(通常の定例会)
[提案説明]→[質疑]→[委員会付託]→[委員会審査]
→[本会議採決]→[一般質問]→[本会議採決(意見書等)]
(新年度予算が上程される定例会)
[市政執行方針演説(提案説明)]→[代表質問]
→[質疑]→[委員会付託]→[委員会審査]→[本会議採決]
→[個人質問]→[本会議採決(意見書等)]
②議員間討議の充実(委員会審査の見直し) 現状と課題
・ 審査の経過や議決した理由を市民に明らかにできるよう、質疑終了 後に議員間討議の場を設けていたが、議案審査ではなく、個別事業の 所管事務調査のようになる傾向にあった。さらに、
○ 個々の委員が理事者へ質疑することが中心となっているため、 審査経過、議決理由が明確でない。
○ 修正案が提案されることはほとんどない。
など、委員会の役割、機能が十分発揮されていない状況にあることか ら 、 議 員 間 討 議 の み に 着 目 す る の で は な く 、 委 員 会 審 査 全 体 に つ い て、見直す必要があるとし、
[論点整理]・[質疑]・[議員間討議]・[委員長報告] の4つの観点で現状と課題を分析した。
【論点整理】
・ 審査は、委員個人が行うものではなく、委員会として行うものであ るが、審査のポイントが見えないまま委員個々の質疑を行っている。
・ 委員会として審査するには、まず、議員同士で論点、課題、疑義を 整理する必要があるが、行われていない。
・ 「論点」とは「議論の中心となる問題点」であるが、具体的に何に ついて整理するのか、イメージがわかない。
・ 付託されたすべての議案について論点整理することは難しい。
【質疑】
・ 質疑は、議案の疑義を解明し、委員全員で共通認識を持つために行 うものだが、
○ 一般質問のようになっている。
○ 行政上の要望などを行っている。
○ 修正権、表決権を持たない説明員に、議案の訂正を求めたり 賛否を表明するなどしている
・ 説明員から的確な説明をもらうことが審査上必要であるが、委員会 として事前の論点整理をせず、質疑をいきなり行うので、的確な説明 ができない場合がある。
【議員間討議】
・ 委員会として審査し、結論を出すには、委員同士の議論が不可欠で あるが、修正の必要性や議決する理由の協議がほとんど行われていな い。
・ 議員間討議が特定の事業の調査のようになっており、可決、否決、 修正について協議する審査のための議員間討議になっていない。
・ 賛否理由および議決した多数意見となる発言がほとんどなく、議決 理由が明確になっていない。
【委員長報告】
・ 議決した理由となる多数意見を報告すべきだが、多数意見の発言が がほとんどないため、理事者の答弁と少数意見の報告のようになって しまっている。
・ 審査のポイントが・論点整理されておらず、報告すべき内容が不明 確である。
検討結果
委員会の責務は、
・ 委員個人ではなく、合議体である委員会として、専門的立場から 集中的に詳細かつ効率的な審査を行うこと。
・ 議員同士が議論することで、議案審査の過程、論点や課題、委員 会の意思、議決に至った理由等を明確にし、市民への説明責任を果 たすこと。
・ 場合によっては修正を加え、よりよい政策を決定すること。
・ 合意形成には、互譲・妥協が必要であること。
・ 表決時の賛成、反対、(退席)に関わらず、議決結果の説明責任 を負うこと。
といった内容を再確認し、この委員会の責務を十分に果たすため、委 員会審査の流れを、
・ 議案審査は、委員会として審査のポイント、確認すべき疑義など の論点整理から始める。
・ 質疑は、的確な説明をもらうため、委員会で整理した疑義をあら かじめ理事者に示した上で行う。
・ 議員間討議は、議決の多数意見が明確になるよう行う。
・ 委員長報告は、賛否理由の多数意見を報告する。
こととし、4つの観点について、それぞれ下記のとおり確認した。
【論点整理】
・ 議員間で討議すべき課題・論点や、詳細な内容説明を要する議案、 説明員に確認する必要のある疑問点を委員会として整理する。
・ 審査する上でポイントとすべき事項や、説明員に説明を求める疑問 点 等 に つ い て 、 効 率 的 に 論 点 整 理 を す る た め 、 各 委 員 は 、 事 前 ( 前 日)に文書で提出する。
・ 各委員が提出した内容について具体的に発言し、それらを基に、理 事者の説明が必要な項目や内容を整理し、質疑の内容や順番等を整理 する。
・ 論点整理は、議案を審査する上で重要な点や課題等を整理するもの であり、質疑項目の整理は論点整理の一部であることを踏まえる。
【質疑】
・ 説 明 員 に 議 案 の 修 正 、 反 対 に つ い て 質 し て も 対 応 で き な い こ と か ら、委員会の議案提案権・修正権・議決権などで対応する。
・ 質疑は、審査する上で疑義を解明し、委員全員が共通の理解を持つ ことを狙いとしている。
・ 質疑は、議案の疑義を解明するもので、議員個人が行う一般質問の 代替ではない。
・ 説明員に確認すべき疑義がなければ、質疑は必要ない。
・ 理事者は説明員として出席しており、的確に答弁・説明ができるよ う、論点整理により整理した疑問点等を委員会から理事者に伝える。
【議員間討議】
・ 議決のための議論の相手は、提案権、表決権を持つ議員であり、説 明員ではない。
・ 委員会として議案をどう判断するのか協議し、委員会としての方向 性(修正等を含む)を決める。
・ 賛否理由を明確にし、議決した多数意見を報告できる議員間討議を 行う。
・ 議員間討議は、市民への説明責任を果たすため、委員会の意思、議 決に至った理由等を明確にするためのもので、質疑項目にとらわれる ものではない。
・ 特に議決理由を説明するまでもなく明らかなものなどは、無理に議 員間討議を行う必要はない。
【委員長報告】
・ 報告すべき内容は、
○ 論点整理で整理された疑問点等に係る質疑の主なもの
○ 議員間討議の内容
○ 賛否理由の多数意見
○ 委員会での議決結果
・ 少数意見を報告しようとするときは、「少数意見の留保」の制度を 用いなければならない。
③予算決算常任委員会の設置 現状と課題
本市の予算・決算の審査は、
・ 一般会計補正予算を3つの常任委員会に分割付託しており、議案 一体の原則に合致していない。
・ 特別委員会は恒常的な審査になじまないが、当初予算・決算審査 のため毎年特別委員会を設置し審査している。
・ 予算・決算特別委員会は8名で構成されているが、審査日ごとに 正副委員長を除く委員がほとんど交代するため、議案全体を把握し ての審査ができていない。
など、運営上不適切な部分がある。
検討結果
・ 議長を除く全議員による予算決算常任委員会を設置し、既存の常任 委員会を分科会を活用することで、不適切な運営を解消する。
・ 予算決算常任委員会には、請願・意見書を除く議案全てを付託し、 分科会で分担して審査する。
・ メリットとして
○ 3常任委員会を分科会として活用することで、所管の予算か ら決算まで継続的にかかわることができる。また、所管事務調 査と連携できるなど、より常任委員会の専門性を発揮すること ができる。
○ 分科会を一斉開催できるので、効率的に審査を行うことがで きる。
○ 全ての議員が予決算の審査にかかわることができる。
・ 分科会運営は、「②議員間討議の充実(委員会審査の見直し)」の 検討結果を踏まえ行う。
・ 当 面 、 特 別 委 員 会 と し て 試 行 し 、 検 証 し た 上 で 常 任 委 員 会 化 を 図 る。
・ 平成27年2月定例会から下記のとおり試行する。
[本会議(予算特別委員会の設置)]
↓
[予算特別委員会(分科会設置)](※)
↓
[分科会(論点整理)](※)
↓
[分科会(質疑、議員間討議)]
↓
[予算特別委員会(分科会審査報告、採決)](※)
↓
[本会議(委員長報告、採決)]
(※)説明の必要がないことから、理事者の出席は求めない。
④反問権の付与 現状と課題
本市議会では説明員である理事者に反問権を付与していないが、近年 付与する地方議会がみられる。
検討結果 (継続協議)
・ 地方自治法では、説明員の反問権について想定していない。
・ 反問権の範囲をどのように定めるか。
・ 実際に行使された反問が決められた範囲におさまっているか、議 会内で見解が分かれる恐れがある。
等々の課題があり、すぐに制度化することは難しいことから、現行ど おりとし、今後必要があれば協議する。
⑤議会活動の見える化 現状と課題
・ 会津若松市では、議会活動の範囲及び議員活動についてを定義づけ することで、どういった活動がどの程度行われているかを数値化し、 議会活動の見える化を進めている。
・ 本市議会では、平成20年の自治基本条例検討会において、議会に対 す る 不 信 感 の 根 底 に あ る も の は 、 議 会 の 活 動 の 不 透 明 さ で あ る こ と や、積極的な情報の公開が積み重なり、議会と住民が互いに尊重し合 える関係が構築されれば、住民と議会の協働も促進されることが確認 されている。
検討結果 (継続協議)
議員個々の活動を分類・整理することは難しい面もあるが、市民への 説明責任を果たす上で必要なことから、今後、会津若松市等の先進地を 参考に研究する。
⑥一問一答制の検証 現状と課題
一問一答制については、平成24年第1回定例会から試行導入し、平成 24年第4回定例会から本格導入に移行したが、
・ 質問の前提の説明や解説、自分の意見の主張に固執している場面 が多く見られる。
・ 市長答弁が少ない。
・ 重複質問が多い。
・ 質問内容が細かすぎる。
・ 要望・演説が長く、場合によっては質問せずに終わる。
・ 質問全体の趣旨がわかりづらくなっている。 といった課題がある。
検討結果 (継続協議)
一括質問と一問一答制、それぞれのメリット、デメリットを整理し、 今後も継続協議とした。
メリット デメリット
一 ・質問に対し、答弁の順番が異な
括 ・質問全体の趣旨・意図、各項目 ることから市民にわかりづらい。 質 の関連性がわかりやすい。 ・登壇しての質問は、相手の顔が
問 見えず演説調になりがちである。
・細かい質問になりやすい。
一 ・質問全体の趣旨・意図、各項目
問 ・質問と答弁が一体なので市民に の関連性がわかりにくい。
一 とってわかりやすい。 ・通告した質問をしないまま時間
答 切れとなることがある。
⑦発言時間の見直し 現状と課題
・ 一般質問について、中核市における1定例会・議員1人当たりの配 分時間が、43市中40市は60分以下となっているが、本市は最も多い80 分となっている。(※本市は発言時間に答弁時間を含むことから、答 弁時間を含まない市については便宜的に2倍にして比較)
・ 答弁をさせずに自分の意見を発言し続ける場面が見られる。
・ 人が話を聞ける時間を考慮し、質問時間を考えてみる必要がある。
・ 代 表質問 の最小 時間( 90分)よ り一般 質問の 上限時 間(100分 )が 長い。
検討結果 (継続協議)
下記のとおり対応案を示し、今後も継続協議とした。
・ 一般質問は、行政全般について長の所信をただすことが目的であ ることを再認識する。
・ 一括質問を選択可能にし、その場合は質問を大綱ごとに、答弁を 質問順に行う。
・ 質問時間を見直すことにより、細かな質問の比率が長の所信を質 すことよりかなり多い現状を改善し、一般質問本来の趣旨に近づけ る。
○ 一般質問の上限時間は、代表質問の最小時間を超えない時間
(80分、70分または60分)とする。
○ 本市においては、議員持時間と会派持時間を設定し、会派持 時間を調整することによって上限時間までの質問が可能となる 制度運用をしているが、上限時間が配分時間と同じになるので あれば会派持時間を設定する意味がなくなることから、上限時 間を超えない範囲で議員持時間、会派持時間それぞれを見直す 必要がある。
⑧常任委員会の活用 現状と課題
「議員個人の立場として、一般質問と所管事務調査をどのように活用 していくか」と提起があり、協議した。
検討結果
一般質問と所管事務調査、それぞれの役割を再確認した上で、議員個 人が行う一般質問と、委員会で行う所管事務調査、それぞれの役割を認 識し、その効果を最大限に生かす。
【一般質問】
・ 議員個人の意思で行うことができる。
・ 地方公共団体の権限に属する行政全般にわたって、長に対し事実 の説明を求め、あるいは所見をただすことが目的である。
・ 一般質問で述べた意見は議員個人の意見であって、議会の意思で はない。
【所管事務調査】
・ 所管事務調査は、当該団体の事務に関する政策の提言を行う基と なるものである。
・ 委員会に認められた権限であり、委員個人が行使することはでき ない。
・ 調査の範囲は、委員会の所管内に限られる。
・ 調査事項の決定は、委員会の議決による。
4 検討会議による全議員を対象とした勉強会等の開催
本検討会議では、議会本来のあり方に近づけることを目的に、さまざまな 見直しを行ったが、これらを実効性のあるものにするためには、議員一人一 人が改めて本来のあり方を再認識した上で取り組む必要があることから、下 記のとおり、勉強会等を開催した。
①函館市議会の活性化 勉強会
平成19年の議会改革報告書等において確認した議会本来のあり方と、 現状に乖離が見られることから、改めて本来のあり方について共通認識 を持つため、函館市議会として初めて、全議員による勉強会を、ケーブ ルテレビでの放映も含め、公開のもと開催した。
開催日時 : 平成26年9月25日 本会議閉会後 開催場所 : 議 場
配付資料 : 19~22ページに記載
②12月定例会運営の説明
1 2 月 定 例 会 に お い て 、 「 委 員 会 審 査 を 行 っ た 後 に 一 般 質 問 を 行 う こ と」を試行することを決定したことから、変更する目的と趣旨、常任委 員会審査の流れについて、公開のもと、常任委員会単位で全議員に対し 説明した。
開催日時 : 総務常任委員会 平成26年11月18日 13時 民生常任委員会 平成26年11月18日 14時 経済建設常任委員会 平成26年11月20日 15時 開催場所 : 各常任委員会室
配付資料 : 23~24ページに記載
③2月定例会運営の説明
2月定例会において、「予算決算常任委員会の設置」について特別委 員会として試行することを決定したことから、変更する目的と趣旨、予 算 特 別 委 員 会 ( 分 科 会 ) 審 査 の 流 れ に つ い て 、 全 議 員 を 対 象 に 説 明 し た。
開催日時 : 平成27年2月10日 新年度会派予算説明終了後 開催場所 : 本庁舎8F 大会議室
配付資料 : 25~27ページに記載
5 今後に向けて
本検討会議は、約1年の間に12回開催し、協議を重ねてきた。
結果、委員会を活用した市民意見の聴取、定例会における一般質問と議案 審議の順序の入れ替え、全議員による予算決算委員会の設置、委員会審査に おける事前の論点整理の導入など、運営面における大幅な見直しを行った。 これらの見直しは、あくまで議会活性化による市民福祉の向上を実現する 手段の一つであり、実効性のあるものとするため、全議員による「議会本来 のあり方」を再確認する勉強会も開催した。
しかし、見直しの目的や意義が全議員に浸透するにはまだ時間を要するこ とや、継続協議となった項目や試行の検証が必要な項目が残されていること から、この度の報告書をもって検討を終わらせることはできない。
本 検 討 会 議 設 置 の 契 機 と な っ た 「 市 民 の 意 見 を 聴 き 、 そ れ を 議 会 で 議 論 し、結果を報告するという一連の流れ」、「議会における議論経過が明確に なるような議会運営」の構築も道半ばであることから、二元代表の一翼を担 う機関としての議会本来のあり方に近づけるよう、見直すべきところは見直 していくことを、改選後の議会運営委員会に申し送ることとし、さらに活発 な協議が展開されることを期待するものである。
参 考 資 料
函 館 市 議 会 の 活 性 化 勉 強 会
~議 会本 来 のあ り 方~
平成2 6年 9月2 5日 議会 活性 化検討 会議 1 議会 報告会 の開 催
より 充実し た報 告会と するた め、 議会運 営委員 会で 下記2 点を確 認。
( 1) 報告 内容 を充 実す るため には、 議会 運営を 平成1 9年 作成の 函館 市議会 議会 改革 報告書 にお いて確 認した 本来 のあり 方に近 づけ るよう 見直し てい く。
( 2) より 充実 した 報告 会とす るため には 、市民 の意見 を聴 き、そ れを 議会で 議論 し、 結果を 報告 する一 連の流 れに ついて 工夫が 必要 。
2 「函 館市議 会議 会改革 報告書 」(平 成1 9年3 月19 日)
(1 )報 告書の 趣旨
① 二 元代表 制の 一翼を 担う機 関と して、 本来の 機能 と役割 を発揮 する 。
② 合議 体と して 議論 するこ とで問 題点 を明ら かにし 、よ りよい 政策 決定 を行 う。
③ 上 記の役 割を 発揮す るため に、 議員同 士によ る議 論・協 議を促 進す る。
(2 )報 告書の 評価
全 国市 議会 議長 会か ら高い 評価を 得、 阿部議 長(当 時) が第2 回全 国市議 会議 長 会研 究フ ォー ラム にお いて 、約2 ,0 00人 を前に 発表 し、そ の後 、多く の市 議 会が 視察に 来訪 。
3 現在 、函館 市議 会で見 直し検 討中 の項目
(1 )議 員間討 議の 充実
(2 )定 例会に おい て、議 案審査 を一 般質問 の前に 行う こと。
(3 )予 算決算 審査 方法の 改善
(4 )議 会活動 の見 える化
※ 函館 市議 会の 現状 は、報 告書と 乖離 が見ら れる。 上記 見直し を進 めるに は、 本来 のあり 方に ついて 、全議 員に よる再 確認が 必要 。
4 例題
Q1 議員 は、 執行機 関に対 する 検査権 や調査 権を 持って いる。
Q2 執行 機関 は、条 例など の議 案を、 議会と 相談 して作 ること が望 ましい 。 Q3 議会 (委 員会) は、執 行機 関に議 案の訂 正や 撤回を させる こと ができ る。 Q4 議会 (委 員会) におけ る議 論の相 手は、 理事 者であ る。
5 委員会における議案審査
<「函館市議会議会改革報告書」に基づく委員会審査のあり方>
論点整理、審査をする上で必要であれば、
○議案の詳細な提案説明を受ける。
○議案の疑義を解消するための質疑を行う。
・ 説明員に議案の修正、反対について質しても対応できないことから、委員会の議案提案権・修正 権・議決権などで対応する。
・ 課題・論点の整理を行い、委員会としてどう扱うか、どう判断するのかを協議し、委員会としての方 向性(修正等を含む)を決める。
・ 質疑は、審査する上で疑義を解明し、委員全員が共通の理解を持つことを狙いとしている。
・ 質疑は、議案の疑義を解明するもので、議員個人が行う一般質問の代替ではない。
・ 説明員に確認すべき疑義がなければ、質疑は必要ない。
・ 議員間で討議すべき課題・論点や、詳細な提案説明を要する議案、説明員に確認する必要のあ る疑問点を委員会として整理する。
・ 委員個人ではなく、合議体である委員会として、専門的立場から集中的に詳細かつ効率的な審 査を行う。
・ 議員同士が議論することで、議案審査の過程、論点や課題、委員会の意思、議決に至った理由 等を明確にし、市民への説明責任を果たす。
・ 場合によっては修正を加え、よりよい政策を決定する。
・ 合意形成には、互譲・妥協が必要である。 委員会の責務
審査・議員間討議
( 提 案 説 明 ・ 質 疑 )
論 点 整 理
<検討会議等で確認された函館市議会の現状>
【現状】
・ 個々の委員が理事者へ質疑することが中心となっているため、審査経過、議決理由が明確でない。
・ 修正案が提案されることはほとんどない。
【ポイント】
・ 表決時の賛成、反対、(退席)に関わらず、議決結果の説明責任を負う。
【現状】
・ 委員会としての論点整理をせず、審査のポイントが見えないまま、いきなり個々の委員の質疑に入ってい る。
【ポイント】
・ 審査は、委員個人が行うものではなく、委員会として行うもの。
・ 委員会として審査するには論点、課題、疑義の整理が必要であり、そのためには委員同士の議論、協議 が不可欠。
【現状】
・ 委員間での修正の必要性や議決する理由の協議がほとんど行われていない。
・ 予特・決特は審査日ごとに委員交代が行われ、議案全体を把握した審査ができていない。
【ポイント】
・ 委員会として審査し、結論を出すには、委員同士の議論が不可欠。
【現状】
・ 委員会として事前の論点整理がないため、委員個人の質疑、一般質問になっている。
・ 修正権、表決権を持たない説明員に、議案の訂正を求めたり賛否を表明するなどしている。
【ポイント】
・ 議決のための説得相手、議論の相手は、提案権、表決権を持つ議員であり、説明員ではない。 委員会の責務
審査・議員間討議
論 点 整 理
各会派における議案精査
( 提 案 説 明 ・ 質 疑 )
6 例題 の解説
A 1 調査権 、監視 権な どの議 会の権 限は 、議会 という 機関 が持つ もの で、議 員が 持つ もので はな い。
執 行機関 に対 峙し権 限を行 使す るのは 、議員 でな く機関 として の議 会であ る。 A 2 議会の 意見を 聞き 、その 意向を 反映 した議 案を提 案す ること は、 議会審 議の
意味 、議会 の存 在意義 を失わ せる ことに なり、 二元 代表制 の趣旨 にも とる。 A3 執行 機関 に、議 案訂正 、撤 回を求 めるこ とは 、提案 権の侵 害に つなが る。
議 案を修 正、議 決( 否決・ 可決)する ことは 、議会 の権 限であ り責務 であ る。 A 4 理事者 は説明 員で あり、 議員や 議会 へ質問 したり 、議 決に加 わる ことは でき
ない 。
合議 体の 構成 員と して提 案、修 正、 表決な ど意思 決定 に関わ る権 利を持 つの は議 員であ り、 議員が 説得す る相 手、議 論する 相手 は議員 である 。
7 まと め(議 会本 来のあ り方)
(1 )議 会の役 割は 、合議 体の機 関と して機 能を発 揮す ること 。
( 2) 議員 の役 割は 、議 会内で 発案、 議論 し、議 会とい う機 関とし て合 意形成 し、 意思 決定を 行う こと。
( 3) 議会 を活 性化 させ る第一 歩は、 全議 員が、 議会本 来の あり方 につ いて共 通認 識を 持つこ と。
常 任 委 員 会 審 査 の 流 れ
議員個々人による議案精査 → 会派での論点整理
委員会終了後、論点整理により整理した 疑問点等を委員会から理事者に伝える。 論点整理
(課題)
・従前行っていないことから、何をポイントに審査しているかわからない。
・「 論点」とは「 議論の中心とな る問題点」であ るが、具体的に 何について整理 す るのか、イメージがわかない。
・論点を、議案の内容に対する疑問点や説明を求める点に置き換えることはできな いか。
・一口に論点といっても、何が論点に当たるのか、各委員によって意見が違う。
・付託されたすべての議案について行うことは難しい。
(対応)
・初めての試みであることから、まず、議案の疑問点について理事者から的確な答 弁をもらうための論点整理を行う。
・具体的には、
①確認しなければならない疑義について、各委員から具体的に発言する。
②発言にあった内容を基に、理事者の説明が必要な項目や内容を整理し、質疑の 内容や順番等を整理する。
翌日の委員会に向け、的確に答弁・説明が できるよう、事前の準備を行う。
質疑
(課題)
・委員会として論点整理をせずにいきなり 行うので、的確な答弁ができない場合が あり、質疑の目的が達成できない。
・的確な答弁をするためには、事前の準備 が必要である。
・質疑は、疑問点等を解消するために行う ものであり、理事者に要望するためのも のではない。
(対応)
・前日に整理し、理事者に伝えた論点に基 づき質疑を行い、疑義を解明する。
質疑応答
×
説明員(理事者)に議案の訂正を求めたり 賛否の表明をすることにはならない。
委員長報告
(課題)
・議決した理由となる多数意見を報告すべ きだが、多数意見がほとんどないので、 理事者の答弁と少数意見の報告のように なってしまっている。
・審査のポイントが整理されておらず、報 告すべき基準が不明確である。
・少数意見を報告しようとするときは、「少 数意見の留保」の制度を用いて報告しな ければならない。
(対応)
【報告すべき内容】
・論点整理に基づく質疑のうち主なもの
・(議員間討議の内容)
・賛否理由の多数意見
・委員会での議決結果
議員間討議
(課題)
・ 特 定 の 項 目 に つ い て 意 見 を 提 言 す る 調 査 の た め の 議 員 間 討 議 に な っ て お り 、 可 決 、 否 決 、 修 正 を 決 め る 審 査 の た め の 議 員 間 討 議 に な っ ていない。
・ 賛 否 理 由 が ほ と ん ど 明 確 に な っ て お ら ず 、 議 決 し た 多 数 意 見 が ほ と んどない。
(対応)
・ 賛 否 の 理 由 を 明 確 に し 、 議 決 し た 多 数 意 見 を 報 告 で き る よ う な 審 査 のための議員間討議を行う。
議員間討議 合意形成
※ 全 会 一 致 で あ り 、 特 に 議 決 理 由 を 説 明 す る ま で も な い も の な ど は 、 無 理 に 議 員 間 討 議 を 行 う 必 要はない。
予 算 特 別 委 員 会 ( 分 科 会 ) 審 査 の 流 れ
議員個々人による議案精査 → 会派での議案精査
①議案上程
②予算特別委員会の設置
③委員の選任(議長を除く全議員)
④議案の付託(請願、意見書を除く全議案)
①正副委員長の互選
②分科会の設置(総務分科会、経済建設分科会、民生分科会)
③分科会の審査範囲を決定(常任委員会の所管に同じ)
④分科会委員の選任(分科会に対応する常任委員会委員)
⑤分科会正副委員長の指名(常任委員会の正副委員長)
⑥分科会の審査日程を決定
※説明の必要がないことから、理事者の出席を求めない。
15時までに論点を文書で事務局へ提出
・ 分科会終了後、論点整理により整理した疑問点等を分科会から 理事者に伝える。
・ 理事者は、3月3日の分科会に向け的確に答弁・説明ができる よう、事前の準備を行う。
※説明の必要がないことから、理事者の出席を求めない。 論点整理
・前日に文書で提出された論点を 分科会として整理する。
質疑
・分科会として整理し、理事者に伝えた論 点に基づき質疑を行い、疑義を解明する。
質疑応答
×
説明員(理事者)に議案の訂正を求めたり 賛否の表明をすることにはならない。
分科会審査報告の作成
【報告すべき内容】
・論点整理に基づく質疑のうち主なもの
・議員間討議の内容
・賛否理由の多数意見
議員間討議
・ 賛 否 の 理 由 を 明 確 に し 、 確 認 し た 多 数 意 見 を 報 告 で き る よ う な 審 査 のための議員間討議を行う。
議員間討議 合意形成
①請願審査 ②所管事務調査 ③委員長報告の作成
※1 分科会で総括質疑に留保された 質疑があった場合
※2 総括質疑を行わない場合、 説明の必要がないことから、 理事者の出席を求めない。 分科会審査報告
・各 分 科 会 委 員 長か ら 審査 報 告 を行 う 。
委員長報告の作成
・ 全 議 員 で 分 科 会 審 査 報 告 を 受 け て い る ことから、報告内容は簡素なものとし、 主に審査結果とする。
報告への質疑
付託議案の採決
総括質疑
・委員会で実施について協議・決定。
【実施する場合】
①質疑に関係する理事者の出席を 求める。
②総括質疑
③総括質疑の対象となった部分に ついて、議員間討議を行う。
・総括質疑とは
1 質疑は、議案の疑義を解明する ことが目的である。
2 総括質疑は、一括議題とされた 案件全部に対する疑義をまとめて 述べることである。
3 誰が答弁するかは、長が決める ものである。
①予算特別委員長報告
②委員長報告への質疑
③討論
④採決
(参考)検討会議の開催状況
○第1回 平成26年3月24日開催 協議内容: 検討課題の確認
○第2回 平成26年5月23日開催
協議内容: 視察の報告を踏まえた協議
○第3回 平成26年6月10日開催
協議内容: 今年度の議会報告会の運営方法について今後の方向性を確認 充実した議会運営のあり方について検討を行う5項目を提示 配付資料:資料1 今年度の議会報告会の運営方法について
資料2 充実した議会運営のあり方について
○第4回 平成26年6月25日開催
協議内容: 今年度の議会報告会の運営方法を決定
前回提示した5項目の議論を行っていくことを確認 配付資料:資料1 今年度の意見交換方法について
資料2 議員間討議
資料3 委員会で議案審査を行った後に一般質問を行う 資料4 反問権の付与
資料5 予算決算常任委員会の設置 資料6 議会活動の見える化
○第5回 平成26年8月25日開催
協議内容: 「委員会での議案審査を行った後に一般質問を行うこと」に ついて、12月定例会から試行することを決定
議会本来のあり方を確認する勉強会の開催を決定 配付資料:資料1 予算・決算審査の見直し
○第6回 平成26年9月22日開催
協議内容: 勉強会の内容について協議
「委員会での議案審査を行った後に一般質問を行うこと」に ついて、12月の会期日程を協議
配付資料:資料1 平成26年12月定例会 会期日程予定表対比
○第7回 平成26年10月17日開催
協議内容: 「委員会での議案審査を行った後に一般質問を行うこと」に ついて、具体の運営を協議
質問のあり方にかかわり、検討項目として新たに3項目追加 常任委員会審査の流れ、予算決算の審査方法について協議 配付資料:資料1 議案審査を一般質問の前に行う上で検討すべき項目
資料2 常任委員会審査
資料3 予決算議案審査 運営方法
○第8回 平成26年11月7日開催
協議内容: 「委員会での議案審査を行った後に一般質問を行うこと」の 具体の運営について、引き続き協議
質問のあり方にかかる3項目について協議
「予算決算常任委員会の設置」の運営方法を決定
12月定例会運営について、説明の場を設けることを決定 配付資料:資料1 議案審査を一般質問の前に行う上で検討すべき項目
資料2 常任委員会審査の流れ
資料3 平成26年12月定例会 会期日程(案) 資料4 一般質問のあり方について
○第9回 平成26年11月28日開催
協議内容: 質問のあり方について、引き続き協議
「予算決算常任委員会の設置」について、具体の運営を協議 配付資料:資料1 中核市における1定例会・議員1人当たりの配分時間 資料2 全議員による予算決算議案審査(分科会を活用)の流れ
○第10回 平成26年12月15日開催
協議内容: 「予算決算常任委員会の設置」の具体の運営について協議 配付資料:資料1 予算決算常任委員会の設置(分科会を活用)について
資料2 平成27年2月定例会 会期日程(案)
○第11回 平成27年1月27日開催
協議内容: 「委員会での一般質問を行った後に一般質問を行うこと」に ついて、試行の検証
「予算決算常任委員会の設置」の具体の運営について協議 2月定例会運営について、説明の場を設けることを決定 配付資料:資料1 平成26年12月定例会における「委員会での一般質問を
行った後に一般質問を行うこと」の試行の検証について 資料2 予算決算常任委員会の設置(分科会を活用)について 資料3 予算特別委員会(分科会)審査の流れ
○第12回 平成27年3月9日開催
協議内容: 報告書の作成について、骨子案を確認
議会活性化検討会議
座 長 道 畑 克 雄
藤 井 辰 吉
松 宮 健 治
井 田 範 行
紺 谷 克 孝
オブザーバー
議 長 松 尾 正 寿
副議長 斉 藤 佐知子
函館市議会議会活性化検討会議報告書 平成27年4月15日
発 行 函館市議会事務局 電話 0138(21)3758 ホームページアドレス
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/bunya/shigikai/